フェイスタオルは毎日必ず使うものですから、なるだけ快適に使いたいものです。しかし、何度も使っているうちにだんだんと劣化してしまいます。「劣化したからといっていつ捨てたらいいのか今ひとつよく分からない」という人もいるでしょう。そこで今回はフェイスタオルが劣化してしまう原因や、少しでも長く使い続けるためのコツをご紹介いたします。
フェイスタオルが劣化する原因
最初は弾力性のあるフェイスタオルも、使い続けていくうちにゴワゴワになってしまいます。そんな風に劣化してしまう原因としては3つの理由が考えられます。
まず、挙げられるのは洗濯した際の洗剤がタオルに残ってしまっていることです。すすぎ不足や洗剤の使いすぎの場合、洗濯してもタオルの繊維に洗剤が残ってしまうのです。残ってしまった洗剤がタオルの繊維がふわふわになるのを邪魔してしまいます。また濡れたままの状態で長時間放置することもゴワゴワの原因となります。濡れたままで放置するとタオルに細菌が繁殖し、この細菌が繊維を傷つけてしまうからです。細菌の繁殖は衛生的な面でもよくありません。一方で干しすぎるのも問題です。本来タオルというものは、ある程度水分を含んでいるものです。十分に乾いたタオルを干し続けると残っているべき水分まで蒸発してしまい、タオルが硬くなる原因となるのです。またもうひとつの劣化の現象として嫌な臭いが挙げられます。「洗濯したにもかかわらず嫌な臭いがした」という経験がある人も多いでしょう。この臭いの原因もいくつかありますが、まず考えられるのは洗剤残りです。繊維の中に残ってしまった洗剤はゴワゴワだけでなく嫌な臭いの原因にもなります。逆に洗剤が少なすぎることでタオルの汚れがとれていない場合も嫌な臭いにつながります。
そのほか、最も多い原因として挙げられるのは生乾きです。とりわけ梅雨の時期には生乾きになりやすいので注意しましょう。
フェイスタオルの換え時はいつ?
フェイスタオルには賞味期限などは記されていませんから、一体いつ捨てたらいいのか判断が難しいという人もいるでしょう。タオルの交換時期に明確な基準はありません。基本的にはタオルがゴワゴワになってきたり、嫌な臭いがするようになってきたりしたら、そのときが換え時だと考えた方がよいでしょう。もし他人の家で、このタオルを使ったときに「なんだか嫌だと感じるかどうか」をひとつの目安とするのもおすすめです。
一般的にはタオルは30回洗濯すると寿命が来るともいわれています。週に1度洗濯するとして、およそ半年経つとゴワゴワになったり悪臭がしだしたりします。タオルは消耗品ですから、いつまでも使い続けるのではなくぼろぼろになったら新しいのと取り替えましょう。
フェイスタオルの寿命を延ばす洗濯の仕方
いくら消耗品とはいえ、特にお気に入りのタオルであれば少しでも長く使い続けたいものです。劣化の原因の大きな割合を占めるのは洗濯方法ですから、正しい洗濯をすることによって気持ちのいい状態を長くキープすることができるでしょう。まず、おすすめなのは洗濯ネットを使用することです。洗濯をするときに、タオルの表面がほかの洗濯物とぶつかってしまうと、表面の繊維がつぶれてゴワゴワになってしまいます。「寿命を少しでも延ばしたい」という人はネットの中に入れて洗濯しましょう。
また洗剤の量にも気をつけましょう。洗剤は多すぎても少なすぎても劣化の原因になります。適正量は洗剤によってさまざまですから、しっかりとチェックすることが大切です。
まそのほか注意するべきポイントとして、タオルの洗濯に柔軟剤は使用しない方がよいです。なぜなら、柔軟剤は繊維の表面を滑らかにするものだからです。しかし、タオルがふわふわなのは表面が滑らかだからではなく、表面の繊維がちゃんと立っている状態だからです。柔軟剤を入れてもふわふわになることがないばかりか、逆に水を吸いにくくなったり、繊維をつぶしてしまったりすることにもなりかねません。
フェイスタオルは定期的に変えて気持ちよく使おう
フェイスタオルは洗濯方法などに気をつけることによっていくらか寿命を延ばすことはできますが、基本的には消耗品です。いつまでも使い続けるのではなく、半年から1年のペースで交換するのがおすすめといえます。もし、そのフェイスタオルに愛着があるという場合には、雑巾や足拭きとして最後まで使い切ってあげるとよいでしょう。
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